コールセンター派遣の主な業務内容
コールセンターのお仕事は、女性が多く活躍している職種です。
テレアポ・テレオペ・テレマという呼び方もしますが、業務内容を大きく分けると2つになります。
・電話を受ける(受電)
・電話をかける(荷電)
受電の業務が主に、商品やサービスのお問い合わせ窓口で、お客様からの疑問や質問を受けて対応する仕事です。
荷電の業務は、保険のセールスやクレジットカードの利用状況に関する連絡など、こちら側からお客様側に勧誘・確認を行うお仕事となります。
未経験からでも時給1,500円以上と高時給の案件が多い反面、離職率も高く慣れるまでが辛い職種と言われています。
目次
派遣先選びは特に大事
時給は高いが業務内容がキツいとのイメージもあるコールセンターですが、派遣先の業界によってもお仕事の辛さは大きく異なります。
経験者が口を揃えて『法人向けのコールセンターが楽』と語る傾向があるのです。
一般消費者が大半を占めるコールセンターでは、やはりクレームや罵倒なんてのも多いとか。
また、受電業務であるテレフォンオペレーターのお仕事は、お客様からのお問い合わせ内容に満足のいく回答をしなければいけません。
そのため、派遣先企業の製品にまつわる内容など業界知識が問われます。
しっかりしたところであれば事前研修が十分に設けられているのですが、場所によっては満足な研修もないまま業務に就かされるところもあるそうです。
コールセンター派遣のメリット
マイナスイメージが付きまといがちなコールセンター派遣ですが、メリットも多くあります。
- ①時給が高く、働く時間が制限されがちな主婦や学生向き
- ②勤務時間やシフトなど自由な働き方ができる
- ③派遣会社の担当者へ業務に関する相談もできる
- ④未経験okのお仕事が多い
コールセンター派遣を選ぶ理由の多くは、①時給の高さと②自由な働き方です。
お子さんがいる主婦や学業の合間にお金を稼ぎたい学生にとって、選べる勤務時間・少ない時間でも高時給でカバーできるなどの点は、大きなメリットと言えます。
また、クレームなどでストレスを溜めがちなコールセンターのお仕事でも、相談できる相手がいるのもコールセンター派遣の大きな強みとなっています。
コールセンター派遣のデメリット
コールセンター派遣の主なデメリットを挙げると、以下の点があります。
- 昇給が難しい
- どんなに良い職場でも長く勤めるのは難しい
- ストレスが溜まりやすい
テレアポ(荷電業務)であれば、契約を取れたなどノルマを達成することで、インセンティブが得られる場合があります。
しかし、派遣の求人はテレオペ(受電業務)が多く、時給アップがなかなか見込めない派遣先が多いのが実情です。
時給の高さ・職場の雰囲気が良くても、法律における最大派遣期間3年や派遣先企業の業績によっては、切られることもあり同じ所に長く勤めるのは難しくなっています。
また、どのお仕事においてもストレスは溜まるものですが、コールセンターにおいては他のお仕事と比べても溜まりやすい傾向にあるため、デメリットとしました。
おすすめの派遣会社1:セントメディア

優良派遣事業者の認定も受けているセントメディアは、大手派遣会社ではありませんが、コールセンター職においては大手よりも優れた派遣会社です。
コールセンター職など職種に特化した担当者チームが、派遣スタッフを全面サポートしてくれます。
おすすめの派遣会社2:テンプスタッフ

派遣業界最大手のテンプスタッフは、コールセンターのお仕事においても豊富な求人数を取り扱っています。
女性への手厚いサポートでも有名な派遣会社で、特に働きたい主婦の悩みに親身になって相談に乗ってくれるのも魅力です。
おすすめの派遣会社3:アデコ

アデコは「今後もこの派遣会社のスタッフとして仕事がしたい」No.1に輝くなど、担当者の質の高さに定評があります。
外資系の派遣会社であることを活かした取り扱い求人の多彩さ、高時給案件の多さなども特徴的です。
コールセンター派遣体験者の口コミ
クレームや暴言を吐かれるなど、マイナスイメージも強いコールセンター業務。
実際に体験者はどのような印象・感想を抱いているのか。
悪かったと評価した内容、良かったと評価した内容、それぞれの口コミがありましたのでご紹介します。
悪かったと評価した口コミ
合う合わないが極端に分かれる仕事/24歳
研修まではなんの問題もなかったのですが、実際に業務に入ってみると対応を先輩や社員に聞かれていて、お客様に低い評価を付けられると呼び出し。
お客様の中にも話が通じない人が多く、ストレスに耐えきれず退職しました。
10年近く勤めている人もいたので、合う合わないが極端に分かれる仕事なんだと思います。
人間関係、業務内容どちらも精神的にキツかった/27歳
人の入れ替わりが激しく女性だらけなのもあってか、人間関係は最悪でした。
また、業務に関してもクレームが多く、自分が悪くないことで誤るのも何だかなと精神的に辛さを感じました。
給料は高かったですが、覚えることも多く、二度とコールセンターでは働きたいと思いません。
やっぱりストレスは溜まりやすい/29歳
コールセンターなのでクレームでストレスが溜まってしまうのは、ある程度仕方のないことだと割り切っていました。
時給そのものは悪くないですが、交通費が出なかったり、時給が上がることもなく、それらが積もり積もって精神的にダウンしてしまいました。
私には向いてなかったようです。
良かったと評価した口コミ
残業がほとんどないのが良かった/26歳
コールセンターは開設している時間帯さえ過ぎてしまえば終わりなので、業務がほとんどなく助かりました。
プライベートを優先させやすく、時間を有効活用できたのが嬉しかったです。
クレームで精神的に来るものもありますが、管理者やSVに交代できそこまで苦労はありませんでしたね。
はじめのイメージとは180度変わった/25歳
コールセンターと言うとどうしてもクレームで病んでしまうイメージでしたが、私の場合は受電じゃなく発信業務だったのでそこまで辛くありませんでした。
お客様に電話をかける→断られる→次のお客様へ、って感じ。
マニュアルもしっかりしていて、契約にこぎつけられた時の達成感は大きいです。
はじめのイメージとは、180度変わったお仕事でした。
やりがいのある仕事/31歳
整った空調設備の中でずっと座り仕事なので、立ち仕事を続けてきた私にはとても楽でした。
人付き合いがあまり得意ではないので、黙々と一人でできる業務であることも快適さにつながりました。
電話をいただいたお客様、特にクレームのお客様に自分の対応で納得してもらえた時は、やりがいのある仕事だなと感じます。
口コミまとめ
悪かったと評価した口コミをまとめると、
×ストレスが溜まりやすく、向き不向きがある仕事
×人間関係が良くないところもある
といった内容が見受けられました。
また、良かったと評価した口コミでは、
○残業がほぼなく、プライベートを満喫できる
○業務によってはクレームもあまりないので楽
○捉え方によってはやりがいのある仕事
などの内容がありました。
派遣先コールセンターの業界・業務選び(受電か荷電か)は、ストレスの度合いを大きく左右します。
派遣会社の担当者への質問や経験者の口コミを参照し、どこがより自分に合っているか見極めましょう。
コールセンター派遣は自分のライフスタイルに合わせた働き方
コールセンター派遣は、クレームや暴言によるストレスの影響で離職率も高いお仕事です。
その代わり高時給で採用率も高く、業務に慣れてくれば流れ作業でさばけるようにもなります。
残業がほとんどないのも特徴で、育児やプライベートの充実といったライフスタイルに合わせた働き方がしやすいのも、コールセンター派遣が人気な理由の一つです。
辛い分メリットも多いお仕事ですので、気になった人は詳しい話を問い合わせてみてはいかがでしょうか。